判断力を養う上で臨床判断モデルが参考になる
Jul 21, 2024最近、AIをより効果的に活用するために何が重要なのか?
という本質的な問いをたてて調べていくと、
- 質問力
- 判断力
が特に大事だと言う結論に至った。
質問の重要性は、世の中でもよく語られていることなので、あえてここでは詳しくは触れない。
今日、僕が質問力と同じぐらい重要だと感じたのは、判断力である。
そう感じて、Amazonで「判断力」と検索して書籍を探してみた。
そこで、ヒットした書籍の中に、この判断力を養う上で最も参考になる書籍が見つかったのだ。
それが、在宅看護の領域である。
実は、判断力が強く求められる業界が大きく2種類ある。
それは、
- 戦場
- 医療
の世界である。
なぜなら、素早く正しい判断をしないと、人の命に関わるからだ。
気長にゆっくり考えてる時間はない。
状況を把握して、素早く最良の意思決定をしなくてはならないのだ。
戦場から生まれたフレームワークとして、OODA(ウーダ)ループという考え方がある。
これはこれで、シンプルで優れているのだが、僕は、どちらかというと、医療現場の在宅看護の世界で使われている、「臨床判断モデル」の方が、ビジネスに応用できると感じた。
詳しくは、パープレキシティ等で調べて欲しいが、看護現場での意思決定のクオリティの高さは、半端ではない。
命を預かる人たちの、思考力の高さ、スピード感、意思決定の判断力。
超一流である。
このレベルの基準をベースにビジネスの判断力を磨くことができれば、高い価値のアウトプットが自然とできるようになる。
ちなみに、質問力に関しては、対人援助の現場で利用されているものが、最もクオリティが高い。
ちなみにコーチングという言葉は、多くの人が知っている問いかけの技法だと思うが、コーチングは、数ある質問技法の中の、1つのスキルにすぎないので、コーチングだけを盲信するのは危険なので気をつけて欲しい。
例えるなら、コーチングしかできないというのは、果物ナイフしか使えないのと同じようなイメージで、作る料理によっては、最適だが、場合によってはあまり使えないということもある。
質問技法を身に付けたいのなら、ある程度いろいろな種類のスキルを学んでおいた方がいい。
このように、ビジネスだけから学ぶのではなく、業界をまたいで違う領域の専門分野から学び、それを応用することで、他のビジネスパーソンと大きく差別化できる。
自分に枠を決めて、その分野からだけ学ぼうとしていると、広い視野が持てなくなる。
どんなジャンルからでも学べることはある、という柔軟な思考を常に意識したいと思ってる。