アップセルは1回までが限界かもしれない
Sep 01, 2024昨日、ある方の商品を購入した。
合計4回のセールスがあったので3回アップセルが入っていた。
もともと全て購入するつもりだったので1回目のアップセルを迷わずクリックした。
しかし、いつまで経っても決済が完了しない。
そしたら、スマホにクレカ会社から、「不正利用の可能性があるので制限します」という通知が届いていた。
すぐさま自分の決済であることを通知すればいいということだったので、自分の決済だと報告。
その後、前のページに戻って再度決済をする。
1回目の決済はそれでなんとか完了できた。
そうしたら、今度は2回目のアップセルが届いた。
もちろん、購入するつもりだったので、すぐに決済する。
すると、また、カード制限の通知が届いた。
しかし、今度は、前回と違って、自分では解除できない。
カード会社に連絡するように記載があった。
なので、カード会社に連絡をして解除してもらうように伝えた。
その時に、こう伝えた。
「法人カードなのに数千円、数万円の決済でいちいち止められていたら購入が不便だからもうカード制限をするにしてももう少し金額を上げてほしい」
すると、担当の方が
「セキュリティシステムは、決済金額ではなく、短期間に連続した決済があると自動で止まる仕組みになっています」
というのである。
つまり、連続決済は、仮に価格がいくらであっても自動で制限がかかるそうだ。
セキュリティを再設定するのに10分ほどかかると言われて、その後に決済してほしいと言われた。
なので、10分後に、2回目のアップセルを購入した。
そして、最後の3回目のアップセル。
また止められるのではないか?と思ったが、そこは正しく決済することができた。
結果的に、すべてのアップセルを購入することができた。
しかし、商品を購入するまでにかなり面倒な手続きを何度も乗り越え、時間もかなり要した。
おそらく、こんなことになってしまったら、ほとんど人が最初のアップセルで離脱してしまうだろう。
わざわざ、そんな面倒なことをしてまで購入する人は少ない。
ちなみに、利用していたのは三井住友のVISAカードだ。
この経験を踏まえて思ったことがある。
短時間で決済を促すアップセルは、もう効果的ではない時代になったようだということ。
せいぜい、1回が限界だろう。
昔は、何個もの商品を一度にオファーして購入してもらうように促し、高い利益率を出していた。
しかし、もう今の時代は、このような連続決済はカード会社のセキュリティの網に自動でひっかかり、決済自体が通らない。
このような背景を考えると、やはりこれからの時代は、コミュニティビジネスがより重要になる。
まずは、コミュニティに参加してもらって、信頼関係を築き、その中で時間をかけてバックエンド商品を販売していくスタイルである。
カード会社によっては、連続決済しても問題ない会社もあるかもしれない。
しかし、VISA系は厳しい。
となると、やはり、将来のことを考えると、アップセルはせいぜい1回のファネルにして、基本はコミュニティを軸としたビジネスモデルにする方がいいということ。
今回のことを通して、よりこちらに軸足を持ってビジネスモデルを構築していこうと思った。