AI時代に求められる2つの重要スキルについて考える
Jul 14, 2024最近、AIの進歩がすごい。
こんな時代に、どんなスキルが求められるのかリサーチしたり考えてたりしてみた。
もちろん、キリがないほどたくさんある。
しかし、特にAIとの併用という観点から考えた時、大きく2つのスキルが重要だということに行き着く。
それは、
- 質問力
- 判断力
この2つである。
質問力は、シンプルに問う力である。
アインシュタインの有名な言葉がある。
「私は問題を解決するのに1時間あれば、55分は問題について考え、5分は解決策について考えるだろう」
これは、つまり55分「問いを立てる」ことを意味している。
そのぐらい、
どんな質問をするか?
というのは、重要なのである。
そして、もう一つのスキル。
それは、判断力である。
なぜこれを選んだか?
意思決定する時、そしてそれを元に行動を起こす時。
大きく3つのスキルが必要だ。
- 洞察力
- 判断力
- 決断力
洞察力というのは、長期視点で物事の本質を見る力。
判断力は、短期視点で素早く意思決定する力。
決断力は、洞察力、判断力から得られた情報をもとに、決断し行動する力である。
この中で、今回重要視したのは、「判断力」だった。
それは、AIがアウトプットした情報をどのように素早く判断するか?という力が重要になると考えたからだ。
そして、いろいろリサーチしていくと、判断力が非常にハイレベルで求められる職種が訪問看護の世界であることに気づく。
その分野の書籍を読んでみたら、看護師たちは、判断力のプロ中のプロだということがよくわかる。
限られた情報の中から、短時間であらゆる仮説を立てて素早く判断し、決断をする仕事である。
しかも判断ミスは患者の死に直結するほど大変な結果をもたらすので、深い思考力が求められるのだ。
本を読んでいて、なんとハイレベルな判断力を求められるのだろうと、ただただ、感心してしまった。
ここでの学びは、そのままビジネスにも当てはめることができると思った。
もちろん、そのまま使えるわけではないが応用することでビジネスでも活用できる。
看護の世界では、ただ、個人の直感や能力に判断力を任せるのではなく、ちゃんとした判断力を養うための体系的な学問がある。
この思考展開力は、スピードが求められるAI時代、必ず重要なスキルとなるだろうと思っている。
質問力も判断力もまだまだ奥が深く学び始めたばかりだが、このスキルをAIと併用することで、ものすごい威力を発揮する。
AIのプロンプトはシンプルに質問である。
そして、そこからアウトプットされた膨大なデータをどのように活かすのかは、判断力がものを言う。
「質問力 × AI力 × 判断力=圧倒的アウトプット力」
という公式が出来上がる。
AIを活かすもコロスも使う人次第である。
これから、よりAIを活用していこうと思っているが、それを使うエンジン(人の思考力)がしょぼければ、当然アウトプットもしょぼくなる。
だから、僕らは、AIをうまく活かすために、これまでと違った脳の使い方を学びスキルとして身につけていく必要があるのだ。